【書評】夢をかなえるゾウ0(ゼロ) ガネーシャと夢を食べるバク

ビジネス本

日本一読まれている自己啓発本「夢をかなえるゾウ」シリーズの最新作。

自分の夢が見つからない、何かわからない、見つけようとしない、という人にお勧めの本。
今まで可もなく、不可もなく過ごしてきた普通のサラリーマンが主人公の物語なので、感情移入できる人は多いのではと思います。

とにかく、難しく考えなくても読んでみるとストーリーが面白いのでどんどん引き込まれていきます。
読んでいくうちに、何か一つでも心に刺さるものがあり何かしらの変化を感じ取れると思います。

小説のような読みやすさで、ためになる一冊です。

この本はこんな方におすすめ!
  • 自分の人生このままでいいのか悩んでいる人
  • わかっているけど、行動に移せない人
  • 難しい本は苦手で、読みやすい本で成長したい人
どら
どら

この記事はどらが書きました。

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著者の紹介

水野敬也氏
デビュー作「ウケる技術」で30万部超えのベストセラー。
その他「LOVE理論」など、小説やビジネス書の分野で活躍されています。
ブログもされており、書籍以外の分野でも幅広く活動されています。

「夢をかなえるゾウ」シリーズは累計460万部を超えるベストセラーとなった本で、日本一読まれている自己啓発小説という触れ込みです。

内容の紹介と感想

本書に書かれている内容を紹介します。

ベストセラーの自己啓発本シリーズの最新作。
1~4ときて、次は0(ゼロ)ときました。

本作を始めて読むという方は、是非過去の作品も読んでみてください。

夢をかなえるゾウシリーズの概要

夢をかなえるゾウシリーズはストーリー形式の自己啓発本です。
主人公のもとにインドの神様「ガネーシャ」が現れ、様々な「課題」を出してきます。

主人公は自分勝手なガネーシャに振り回されながら「課題」をこなしていくと、人生が変わるような成長を成し遂げていく。
という流れとなっています。

本作の特徴

今回は、夢を持たない主人公のもとにガネーシャが降臨します。
この主人公に「本当の夢を見つける」ためにいつものように課題が出されていきます。

主人公は普通のサラリーマン、1作目の主人公と似ている気がします。
今まで敷かれたレールを外れずに生きていて、夢を持っていません。
夢を持つ必要性を感じていません。

今の日本では失敗しないように教育されているので、この主人公に共感できる人は多いのではないでしょうか。

私自身も特別勉強ができたわけでもなく、特別スポーツに長けていたわけでもなく、特別芸術の才能があったわけでもありません。
落ちこぼれないように、みんなと同じような道を歩んできたので今回の主人公にも共感が持てました。

そういえば、今作は「本書の使い方」ありませんでした。
「覚悟はできていますか?」ってやつです。

緊張感が出てきてよかったんですけどね。
課題の出され方も含めて、この辺りは2作目に似てますね。

今作も過去の作品と同様に?それ以上にガネーシャの、一見突拍子もないような行動に振り回されます。
今回は馬や犬などに変身しちゃったりします。

しかし、一応その行動にはわけがあり、主人公に課題の裏に隠された意味を分からせるために取っているものです。
強引なこじつけ?と思えなくもないですが、楽しく学べるという点ではシリーズ通しての良い点だと思います。

もちろん、シリアスな場面もありこのギャップにやられて感動させられちゃいます。
今回はシリアス部分がいつもより多かったような気がします。

本作のサブ登場キャラ

夢をかなえるゾウシリーズには、ガネーシャ以外の神様などのサブキャラが登場します。
過去の作品で言うと、貧乏神や死神、釈迦など。

今回は、バクシヴァが登場します。

バクは夢を食べる想像上の生き物のバクです。
本書で出てくるバクは寝ている夢を食べるのではなく、かなえる夢を食べる設定です。

ガネーシャのペット的な存在で立ち回りますが、常に主人公と一緒に行動していて重要な役割を果たします。

シヴァはヒンドゥー教の最高神で、ガネーシャの父親として登場します。
父親の登場でガネーシャの生い立ちが明かされますが、このあたり設定は本来のヒンドゥー教の神話の内容の通りのようです。

シヴァの登場でひと悶着ありますが、ガネーシャの成長?が見れて過去の作品ではない展開があります。

おすすめ「課題」

本書で個人的に刺さった「課題」を一部紹介します。

  • 生活に「初めて」を取り入れる
  • 過去の出来事を「伏線」と捉え、希望を持ち続ける

それぞれ詳しく紹介します。

生活に「初めて」を取り入れる

いつもの違う道を歩く、普段とは違うものを買う、見知らぬ店に入る、などの「初めて」を日常の生活に取り入れる、という課題。

人間誰しも変わらないことを無意識に求めてしまいます。
「失敗したくない」「イヤな思いをしたくない」という思いが、心のどこかにあるからでしょう。

しかし、ここから抜け出して「初めて」を手に入れないと本当の夢は見つからないと、ガネーシャは言います。

いわゆる挑戦しなさい、ってことなんだろうと捉えました。
コンフォートゾーンを抜け出さないと成長しない。
他の色々な本にも書いてありますね。

「初めて」ということは、わからないということ。
わからないからこそワクワクできる。
こうゆう気持ちが大事です。

本書の中ではその「初めて」が競馬なんですが、かなりハチャメチャな展開です……。
これがいいところなんですけどね。

過去の出来事を「伏線」ととらえ、希望を持ち続ける

過去に起こった悪い出来事であっても、この先の成長や成功のための「伏線」と考えることで希望が持てる、という課題。

課題というか、教え?

これもかなり強引ではありますが、面白い考え方だなと。

ピンチはチャンス」という言葉がありますが、ピンチに陥ったときこそ自分自身が成長できるチャンス、と思うことが大事です。

今は結果が出てなくてもそれは「伏線」と考えると、まだその「伏線」回収されていなためと考えることで気持ちが少し楽になります。

その他にも刺さる「課題」がありますが、ネタバレを含みそうなのでここでは控えさせてもらいます。

まとめ

今回は、水野敬也さんの著書「夢をかなえるゾウ0」を要約・紹介させていただきました。
シリーズ通して大好きな作品で、今回も楽しく学ばせていただきました。

今回紹介させていただいた課題以外にもたくさんためになる課題があります。
ストーリーを楽しんでもらうために紹介を控えさせてもらったものもありますので、興味があったら是非本書を読んでみてください。


以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

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