【書評】夢をかなえるゾウ 水野敬也著 ~笑えて楽しいビジネス書~

ビジネス本

言わずと知れたベストセラー「夢をかなえるゾウ」シリーズの第1弾。
読んでみて売れている理由が分かりました。
冴えないサラリーマンと、いい加減な神様「ガネーシャ」とのポップで笑えるビジネス本。

小説のような読みやすさで、ためになる一冊です。

この本はこんな方におすすめ!
  • 自分を変えたいと思っている
  • なかなか行動に移せない、移しても続かない
  • 難しい本は苦手
どら
どら

この記事はどらが書きました。

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作品と著者の紹介

水野敬也
デビュー作「ウケる技術」で30万部超えのベストセラー。
その他「LOVE理論」など、小説やビジネス書の分野で活躍されています。
ブログもされており、書籍以外の分野でも幅広く活動されています。

今回紹介する「夢をかなえるゾウ」は200万部を超えるベストセラーとなった本です。
この、本が売れない時代に200万部は驚異的数字です。

発刊は2007年ですが、今もなお書店に並べられる超有名本。
続編として2~4と0(ゼロ)が発刊されています。

どれも面白くためになる本です。

内容の紹介と感想

本書に書かれている内容を紹介します

本書の特徴

本書はビジネス本でありながら、小説でもあります。

ある日、さえないサラリーマンのもとに現れたインドの神様「ガネーシャ」。
彼は人生を変えたいと思っているがなかなか変えられないままでいた。
ガネーシャから出題される「課題」毎日一つずつこなしていくことで、人生を変えていこうとする。

というようなストーリーです。

物語の冒頭で「本書の使い方」というページがあります。

『ガネーシャから出題される課題を毎日一つずつ実行していただくことになります。覚悟はできていますか?』
と問われます。

本書の主人公は、読者自身と言っているのでしょう。
ちょっとドキッとしながら覚悟して読み進めることになります。

ガネーシャとは

本書に登場する「ガネーシャ」とは。
ヒンドゥー教の神の一柱、だそうで実際にインドで信仰されている神様のようです。

見た目は、太鼓腹の人間の身体に片方の牙の折れた象の頭をもった神で、4本の腕を持ちます。
この見た目も本書で忠実に表現されています。

こんなイメージです。
本書のところどころに書かれているイラスト(表紙にもありますが)はもっとデフォルメされてます。

本書で登場するガネーシャは神様というにはほど遠い印象です。
関西弁をしゃべり、タバコをふかし、甘いものを好む。
無茶苦茶なやり方ですが、主人公を変えるべく課題を一つ一つ出題してきます。

一見ムダに思える課題ですが、一つ一つこなしていくと…

ガネーシャの課題

ガネーシャが与える課題は一見ムダに思えるのですが、実は裏には深い理由が隠されたりします。

例えば、
「靴を磨く」
「お釣りを募金する」
「トイレを掃除する」
などなど

こんなことをして本当に人生が変わるの?
と、思わされます。

しかし、身近で簡単にできることだからこそ行動に移せる。
それが積み重なって、少しずつ変わっていき、大きな変化に結び付く、ということなんでしょう。
人間一気に大きく変われるわけではないので、少しずつ変わっていきましょうと。

本書の主人公も半信半疑の中、課題をこなしていくと不思議とその出された意味を理解する。
言葉で説明されてもわからないので、実際行動してみてその意味を見出す必要があるんでしょうね。

後半に進むにつれて、課題も少しずつ難しくなってきます。
難しいというか、ちょっと頑張ればできることや、ちょっと勇気を出せばできるようなことです。

主人公を自身に照らし合わせて、
「そんなことできないよ~」と思うか
「よし、やってみよう」と思うかが、変われるか変われないかの分かれ道なんでしょうね。

主人公も一つ一つ課題をこなしていき、少しずつ成長していく姿が垣間見えて物語として楽しめます。

本書の最後には、出された課題とガネーシャの名言?がまとめられており復習することができます。
これは読みなおすときに役立つます。

まとめ

ビジネス書でありながらとにかく読みやすい本です。
ストーリーに引き込まれながら、大切なことを教えてくれます。
ガネーシャのハチャメチャな行動に笑わせてくれます。
最後は感動させてもくれます。

ガネーシャの課題を全てこなせば人生が変わるはずなのですが、かく言う私もすべてこなせてません。
ただ、行動に起こすことの大切さを学べたと思います。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

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