こどもの遠視体験談 ~3歳半から10歳まで~

育児

こどもの遠視ってご存じですか?
私は、娘が遠視と診断されるまで知りませんでした。

育児って何事もはじめてで不安になりますよね。
たまたま私達夫婦は、裸眼で目が良く、眼鏡をかけたことすらなかったので、娘の気持ちをわかってあげられるだろうか?という不安もありました。

そんな娘も10歳になり、現在も眼鏡をかけていますが、治療用眼鏡のおかげで、眼鏡をかけて1.2くらいの視力はありますし、特別普段の生活で困っていることもありません。

私と同じように、こどもが3歳半検診で遠視が発覚するというケースは、珍しくないと思います。
そんな方の不安が、少しでも和らいだらいいなと思います。

こんな方におすすめ!
  • こどもが遠視と診断された
  • こどもの遠視ってどういうものか知りたい
  • こどもが遠視と診断されたが不安・・・
  • 遠視の治療方法を知りたい
  • 治療用眼鏡の助成金は、どう申請するのか知りたい
むーん
むーん

この記事はむーんが書きました。

遠視とは・・・

遠視とは、まったく調節しない時に、網膜の後方でピントが合うため、遠くを見る時は少しの調節で見え、近くを見る時は強く調節をしないとはっきり見えない目のことです。

目に入った光は、角膜と水晶体を通るときに屈折して網膜にピントが合います。
このピントが、網膜の手前で合ってしまうと近視、網膜の後ろで合うのが遠視です。
強い遠視では、遠くも近くもぼやけてはっきり見えないことがあります。

そのまま検査したのでは、調節力が強いので遠視が隠れてわからない場合も多く、目薬で調節力をなくして検査します。

遠視の治療

遠視そのものを治す方法はありません。
網膜にピントを合わせ、脳にきちんとした映像を届けて「見る力」の発達を促すために眼鏡による矯正が必要です。

遠視を矯正するには、「凸レンズ」を使用した眼鏡をかけます。
凸レンズは、虫眼鏡のように中央部分になるほど厚みがあるタイプです。
凸レンズには光を一点に集める性質があるので、この性質を利用して光の屈折を高めて網膜にピントを合わせます。

遠視用の眼鏡は、レンズの厚みがあると思われがちです。
レンズに厚みがあると周囲からからかわれてしまうのではないか、嫌がって眼鏡をかけてくれないのではないか、と不安に思うかもしれません。

同じ度数であっても、屈折率を高くすればレンズの厚みは薄くなります。
一般的にはレンズの厚みが薄くなればなるほど、レンズの価格は高くなります。
レンズの厚みも何段階か種類があり、眼鏡を購入する際に選べるので、大丈夫です。
(ちなみに、娘の眼鏡は、レンズの厚みは真ん中の種類を選びました)

遠視をそのままにしておくと・・・

遠視でも、ピントを調整しているので対象物は見えます。
そのため、見えるのに眼鏡をかける必要はないと考えて放置しがちです。
しかし、そのままにしておくと始終ピントを合わせないといけないため、目が疲れてしまいます。
目の疲れから頭痛を引き起こす可能性もあります。

遠視をそのまま放っておくと「弱視」や斜視になるおそれがあります。
特に「弱視」になってしまうと、将来ピントが合う眼鏡をかけたとしても、脳がそれを認識できないため視力が出ないこともあります。

弱視とは・・・

弱視とは、眼鏡やコンタクトレンズで矯正しても視力がでない目のことを言います。
裸眼視力が0.1以下であっても、眼鏡やコンタクトレンズで矯正して1.0以上の最大矯正視力がでれば「弱視」ではありません。

こどもの「弱視」の種類は2種類

  1.  「未熟児網膜症、先天奇形」など器質的な障害や疾病によるも
  2.  「遠視や乱視といった屈折異常」が原因となって、視機能の発達が途中でとまっているもの

※こどもの「弱視」で一番多いのは2です。
幼少期に何らかの原因でピントのあった鮮明な像が網膜に映されないままだと、細かいものを見るための脳や神経の働きが十分に成長せず、視機能の発達が途中でとまってしまいます。

こどもの視覚機能と視力

6つの視覚機能がバランスよく働いて『よく見える』ことができると言われています
こどもの目は、8~10歳くらいまで視覚機能を発達させる大事な時期★
年齢視力
1歳0.3
2歳0.5~0.6
3歳0.8
4歳71%以上が1.0
5歳80%以上が1.0
6歳ほぼ全員が1.0

眼鏡屋さん選びのポイント

治療用眼鏡をかけることが決まり、眼科で治療用眼鏡作成指示書・処方箋をもらったら、眼鏡屋さんへ行き、眼鏡を作ります。
どんな眼鏡屋さんがいいの?というところも悩みどころです。
私は、下記の3つのポイントでお店を選びました。

  1. こども用の遠視の治療眼鏡を扱っているお店
    現在は、治療用眼鏡を扱っているお店は増えていると思います。
  2. 家から通える距離のお店
    学校で眼鏡にボールがぶつかって曲がったなんてこともあります。
    そんな時はスペアを持っていない限り、すぐに眼鏡の調整を行う必要があるので、学校から帰宅後でも通えるお店を選びました。
    自宅で娘が眼鏡をいすに置いていて、ママが気づかずに座って曲がってしまった
    なんていう経験もありました・・・。
  3. こどもが気に入る眼鏡があるお店
    こどもが毎日かける眼鏡なので、本人が気に入ったものを選んであげたい。
    という思いで、色やデザインも選べるようなお店を選びました。

★オグラ眼鏡 アンファン
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眼鏡の調整(アフターサービス)

治療用眼鏡を正しくつけるために、
眼鏡屋さんで、定期的に眼鏡の調整を行ってもらいます。

眼鏡の調整でどんなことをしてもらうの?

  • 顔と眼鏡のサイズが合っているかの確認
  • 正しい位置でかけているかの確認
  • 眼鏡が傾いていないかの確認
  • 目と眼鏡の距離は適切かの確認
  • ネジのゆるみの調整
  • 鼻パッドのゆがみ直し
  • フレームのゆがみ直し

遠視と診断されてからの経過 3歳半~現在(10歳)まで

遠視と診断されてからの経過を紹介します。

遠視の発覚

娘は、3歳半検診をきっかけに遠視が発覚しました。

3歳半検診で事前に自宅で眼科検査をした際に、娘が見えないと言ったことから、3歳半検診当日に眼科検査をしてもらいました。
詳しい検査をするために、眼科を受診するように言われました。

3歳半~4歳半まで

3歳半で眼科を受診したけれど、眼科で視力検査をしたら0.8あり、今すぐ眼鏡をかける状況ではないと。
その後、数か月に1度の検診で様子をみました。

そして、4歳半になった時・・・
視力はあるが、遠視の度合いが進んでいるため、目の負担を減らすためにも眼鏡をかけた方が良いと眼科医に診断されました。

4歳半~現在(10歳)

  1. 定期検診
    3ヵ月に1度~6か月に1度くらいの間隔で、眼科を受診します。
     
  2. 点眼を使用した検査(2年に1度)
    治療用眼鏡の助成金が8歳まで使用できるので、眼鏡を作り変える2年に1度の間隔で、詳しい検査を行っていました。
    調節機能を麻痺させる効果のある点眼を行って、検査を行います。
    調節力が強いと、ピントを強引に合わせることができるので、正確な屈折度を把握することができないため、点眼をしてから検査をする必要があります。

遠視用眼鏡の注意点

遠視用眼鏡は、勉強するときだけでなく、
お風呂に入っているときや寝ているとき以外は常にかけることが大事です
遠視用眼鏡は、かけたりはずしたりすると、目にとってはマイナスです。
眼鏡をはずしているときに目が調整力を働かせてしまうため、眼鏡の度数が合わなくなってしまう可能性があるからです。

治療用眼鏡助成金 対象は?

対象年齢8歳以下
支給対象小児の弱視、斜視及び先天白内障術後の
屈折矯正の治療用として用いる眼鏡及びコンタクトレンズ
 ※ポイントは「治療用の眼鏡」という点
支給上限眼鏡 38,902円(2019年10月1日改定)
支給が求められる
更新条件
4歳以下 : 更新前の治療用眼鏡等の装着期間が1年以上(支給は1年に1度)
5歳以上 : 更新前の治療用眼鏡等の装着期間が2年以上(支給は2年に1度)

治療用眼鏡助成金 申請の流れ

こどもの治療用眼鏡は、申請により助成金が支払われる可能性があります。

申請は、自分で行う必要があります
健康保険組合への申請→自治体への申請により、2段階で助成金が支払われます
眼鏡を購入してから、実際に自治体への申請により口座振込が完了するまでには、
数か月かかることもあります。
眼鏡も高い買い物ですので、忘れずに申請しておきましょう。

親が気をつけていること

  • 幼稚園や小学校低学年の頃は、眼鏡が不思議で「ちょっと触らせて~」なんて子も周りにいる場合があります。
    そんな時のために、幼稚園や学校の先生には、フォローしてもらえるように事前にお話をしています。
  • 眼鏡をはずした時のために、幼稚園や学校にも眼鏡ケースを置かせてもらい、眼鏡をはずした時になくしたり、壊してしまわないように気をつけています。
  • 調節機能を麻痺させる効果のある点眼を行った検査の後は、まぶしかったり、字が読みにくかったすることがあるので、その様子も先生に伝えています。

ちょっと困った時の対応

幼稚園や学校で、「眼鏡とってみて~!」なんて言ってくる子がいたりします。
眼鏡をかけている子は気になりますよね。

そんな時には、
「治療用眼鏡だからとれないんだよ~」
「ママに眼鏡とらないように言われてるよ!」
という言葉で返答していました。
そんなことがあったのも何回かだったかな。
こどもは、何と言っていいのかわからないこともあるので、こんな時はこう言うと良いよ!と、事前に伝えておくと安心かと思います。

まとめ

「遠視」は早期発見、早期治療が大切だということがわかりました。
視力を育てるために、遠視用の眼鏡をかけて治療することが必要です。

こどもは3歳半の年齢では、見えにくいとしても、上手く言葉で表現できないと思います。
もし、親が少しでも気になることがあれば、検査をしてみるのが良いと思います。

娘は、4歳半から現在まで眼鏡をかけていますが、遠視用ー眼鏡をかけることで視力は育ち、眼鏡をかけて1.2くらいの視力はでています。
(眼科医からは、眼鏡をかけて1.0の視力が出ていれば問題ないと言われました。)

4歳半で眼鏡をかけはじめた時に、眼科医からは
「8歳頃になっても眼鏡がとれるとは限らないので、あまり期待しないでおいてください」と、はっきり言われました。
正直、その時はショックでしたが、今となっては、先に言われてよかったと思ってます。
8歳になった時に、継続して眼鏡をかけることになっても、特別気にしないで大丈夫だったからです。

同時期に遠視用眼鏡をかけはじめて、同じ医者にかかっていた子で、8歳頃に眼鏡をはずせた子もいました。
なので、本当に人それぞれ状況は違うなと思います。

遠視用眼鏡をかけることを、「小さいのにかわいそう」という間違った認識はやめましょう。
目の発達を促すためには、遠視用眼鏡をかけることが、最善の治療法という認識を持ちましょう。
これからも、引き続き、娘のサポートをしていきたいなと思います。

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